何かで1番を取るということ
このタイトルで書こうと考えると、
高校3年の時を思い返します。
あの時、周りは受験勉強モードで、
学校の定期テストにはそれほど力を入れてなかった人が多かった気がします。
母譲りなのか、変に真面目すぎた私は
労力の抜きどころが分からなかったんですよね。
テスト勉強は手抜きせずにやっていました。
きっちりと。
携帯代のためのバイトは高2の終わりに辞めて、ひたすら毎日勉強漬け。
当時、文系クラスだった私は、苦手な数学の授業がなくなった途端にクラス順位が上がって、結構楽しかったんですよ。勉強が。
40人程度の人数の中で
ずっと3位以内だったのですが、
卒業前の最後の期末テストは1位だったんですよね。
担任の先生は勿論知っていましたが、周りから自慢みたいに思われたくなかったので黙り通していて言えませんでした。
そして何よりもトラウマ並みに記憶に残ってしまったこととして、
「ずっと1位だった女の子が突然泣き出した」
という事件。崩れ落ちるかのような勢いで。
「なんで私が1位じゃないの?どうして?」
みたいな。
確か北京から日本にやってきた子で、
本当に物凄く勉強熱心でした。
「いや、泣くなよ、、ちょっ、、私悪いことしたのかな。。」
と、複雑な心境になりました。
なかなか激しく号泣していたので。
その姿を見て、何とも言えない気持ちになって卒業しました。
「こんな面倒なことになるなら、もう2番狙いで生きていこうかな。疲れちゃうな。懸命に頑張って、悪いことは特に何もしてないのに、恨まれても嫌だな。」
と、その時に深く心に誓ったんですよ。
順位というものに関しては、そう思って生きてきたつもりですが、
その後から今までを振り返ると、
センター試験で全国1位
個人競技のスポーツで全国優勝
美容師のコンテストで全国優勝
こんな感じの方々に接する機会があったんですよね。
全国レベルとなると、クラスでどうとかそういう話とは比べ物になりません。
超ハイレベル。
うーん。正直、話すと面白いんですよ。
ぶっちぎり感が凄い。メンタルが超強い。
彼らには何よりも「ポジティブ」だという共通点がありました。
気持ちの切り替えが早い。
行動に移すのも早い。
そして嫌われることを恐れない。
トップの人間にはそういう資質が必要なのかな、と感じました。
とにかく頂点を目指すのか、敢えて2番で居続けるのか。
自分は2番手でサポートにまわるのが性格に合っている気がしますが、
頂点タイプの方はなんだかんだで好きなタイプだったりします。
やっぱりカッコいいなー。と。
しみじみ思いつつ書き残しておきます。